ぴよぴよ歩きの、ひなの日常

『この胸いっぱいの愛を』 試写
あれ、金聖響は?

純愛ブームに乗り遅れている私としてはよくわかりませんが、やっぱりこのテの作品はややウケするんじゃないでしょうかね。
撮影現場にお邪魔していたこともあり、「あのシーンはどんなかんじ〜?」とやや期待。
・・・・・。
決してダメダメな作品ではありません。
が、絶賛できるものでもありませーん。

梶尾真治さんの原作「クロノス・ジョウンターの伝説」。
これ、相当おもしろいです。
かなり計算しつくされた、スピード感ある素晴らしい作品です。
で、そんな原作を、単純タイムスリップの病気ものに仕上げてしまったのね。
予告とか、韓ドラじゃねーかと。
ただ、そこまで胸くそ悪い(下品で失礼!)作品にならずに踏みとどまっているのは、塩田明彦監督の手腕だと思います。
塩田監督は、非常にバランスの良いお仕事の仕方をなさっている方ですし、賢い方ですから。
全編を通して、品のある、うまい作りにはなってました。

以下、基本的にネタバレ↓

まぁ、つじつまが合わない箇所があるというお話をすると、おそらく止まらないかもってかんじ。
でも観ている最中は、さほど気にならないので、個人的にはOKでした。
でもラストシーンは、蛇足以外の何ものでもないような気も・・・。
『カナリア』でオウム事件を扱った監督は、今回は御巣鷹山にチャレンジしたのかな〜なんて思いながら観てしまいました。
映画が始まってすぐに、テンポ良く物語が転がっていくので、そこは素晴らしいと思いました。

ただ、監督ミスったなと思ったのは、金聖響さん出演シーンの編集。
なかなか一般の方には知名度がないかもしれませんけれど、この方、世界トップクラスの指揮者です。
本当に美しい指揮をなさる方なんですよ〜。
しっかりとした枠組を持ってらっしゃるのに、自由に柔軟で、表情豊かで。
音楽が大好きってパワーが、溢れてらっしゃるんです。
現場では、カメラが回っていない時も、ユニークな方で楽しませていただきました。
もちろん、音楽に対しては厳しさもあるのです。
クラシックのコンサートで、こういうのはおかしいとか、指揮が、実際の演奏とは合っても、テープとずれているのを気にしたり。(それも素人にはわからない程度のズレです)
監督にアドバイスなさってらして、その真剣な姿も素敵でした。
台詞をしゃべるのは、小学生以来だったそうですが(しかも当時の台詞は「うん」が3つ)、素敵なお声で、実に自然だなぁと思いました。
あと、相変わらずハトが出そうでした ←意味不明(笑)
にも関わらず、指揮してるのが映ってねぇ!
あたしゃビックリだよ。
実際の現場では、カメラの位置を変えたり、エキストラさんの位置を変えたりしながら、何度も撮影したんです。
それがなぁ、映像的には勝地涼君ですよ。
世の中、難しいもんですね。
そういえば大林監督とか、「この人は音楽わかってんなぁ」と感心させられるような編集もってきますよね。

主演の伊藤英明さんや勝地さんは、とても好感の持てるお芝居でした。
キャラメルボックスの坂口理恵さんがちょこっと出演なさっていて、とてもきれい。
なんちゅーか、ヒロインの方は苦手かも。
怖さが生々しいというか、ある意味リアルで恐ろしい。

Comment

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こんばんわ♪TB有難うございました♪

あ、あのクライマックスに出てた指揮者さんってかなり有名だったんですね・・(汗
影の薄い臼井さんが本当は凄く偉い人物だったのと同じ位意外です(コラ

ヒロインのミムラは着信アリ2に出てたので、怖さがまだ残ってたんでしょうか?(笑
ホント、キッ!!と比呂志を睨む目とか結構威圧感ありました(^_^;)
メビウス | URL | 2005/10/10/Mon 01:44[EDIT]
そうなんですー、威圧感が!
あんなに恐ろしい目をしながら「死にたい」って言うなら、死なせてあげた方が良いんじゃないかしらって思っちゃいました・・・。
ひな | URL | 2005/10/10/Mon 22:32[EDIT]
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